今、ピンチである。
悪い癖がでて、読まなくちゃいけない本が
ベッドサイドに限界を超えて積まれている。

濫読なので読むべき本があるだけでうれしいが、
ありすぎると”読まなくちゃ”になってしまう。
期限のある図書館の本もあるし。
　
ざっと、文庫が5冊、新書が2冊。

それなのに、昨日は新しく開店した古本屋さんをのぞきに
でかけるし。
幸か不幸か、お店の雰囲気があまりよくなく
ちょっとのぞいた程度ででてきちゃった。
普通の本の隣に無造作にアダルトコーナーがあって、
その比率が小さなお店にしては大きすぎた。
ひと目で好きなタイプのお店じゃないとわかって残念。

この随想集を読み始めたところ。
タイトルに惹かれて。
エッセイなんてカタカナを使いたくない、まさしく随想。
白洲正子さん、日本的美意識の集成の中より。
裏表紙から。
　
自由に生きることの「孤独」について。
とらわれず、ひたすら「在る」ことの充足について。
歳月に磨かれた「型」の非常について。
本当の美しさを「もの」に見出し、育て、いかすことについて。
はかなさの、めでたさについて。
さくら、新緑、観音浄土・・・・
　

美しい日本の風景、芸能、芸術の香りを
その文からわずかに窺い知る。

徒然草の一節がひいてある。
　
花は盛りに、月はくまなきをのみ見るものかは、
雨に向かひて月を恋ひ、垂れこめて春の行くへ知らぬも、
なほあはれに情深し。
　
うすものは上下はづれ、螺鈿は貝落ちて、後こそいみじけれ。
・・・物は必ず一具に整へむとするは、拙き者のする事なり。
不具なるこそよけれ。
　
　
この境地。
こういう心持ちでいたいなあ、と憧れる。　
　
　

こんな曇りの日。

寝不足でふらふらするけど、
借りてきた映画を観ることにする。
　
この日のために買っておいたお気に入りのポテチを抱えてスタンバイ。
このポテチ、辛くてヒーヒーして火を噴くほどでおいしいんだけど、
なかなか入荷しないからお店でみかけたらまとめ買いしておく。
　
では、しばし映画の国へ。
　　

　　☆　☆　☆
　
映画の国から、夢の国、その他をまわって戻ってまいりました。

ポテチの名前は”ママ・ズーマ・リベンジ”というもの。
パッケージには怒ってるママの姿。
赤と緑があって赤はすごく辛くてちいさい一袋だけど、食べられなかったことあり。

さて、

『ナイト・オン・ザ・プラネット』
　
先日、ジム・ジャームッシュの『ブロークン・フラワーズ』を観て、
今度は『デッドマン』をレンタルしようと思っていたのだけれど、
ツタヤでみつからずその代わりに同じジャームッシュ監督のものを見つけて借りたもの。
手書きのお勧めコメントがついていたのだけれど、
汚い字で『僕は個人的にウィノナ・ライダーの代表作だと思います』
なんて熱いコメントがいろいろと書いてあって、ふーんと思って借りた。
ジム・ジャームッシュ作品はあまり見たことなかったけれど、
『ストレンジャーザンパラダイス』の印象が強くて。
出張のついでに東京で地元ではやってないような映画観てた頃だわ。

ロス、N・Y、パリ、ローマ、ヘルシンキの5都市で
同時に展開するTAXIのドライバーと乗客のタクシーという密室の中での物語り。　
5つのオムニバスだけれど、どれもよかったかなあ。
どれも冒頭のタクシーが登場するまでの都市の情景をとった映像が文句なく美しい。
ああ、ジャームッシュってこんな映像を撮る人だったのね・・・とみとれてしまう。
ロスのウィノナ・ライダーがクールで可愛くて。
しっかり人生観をもった女の子でよかった。
ミラー越しに後ろにチラリと投げかける視線がいい。
ちょうどこの画像の視線。くわえタバコも決まってる。
NYの”ヘルメット・ランプシェード”のノリとほんわり感がよく。
パリ、差別の居心地の悪さを感じて。オチもしてやったり。
ローマ、ベニーニには笑わされっぱなし。ほんとおかしい。
ヘルシンキ、優しい男たち。不幸とはなにか。
そして、音楽。トム・ウェイツ。よかった。
　
　

　

モンゴルのゴビ砂漠の遊牧民たちの生活。
　
春、らくだに赤ちゃんが生まれる。
白い赤ちゃんらくだ。
お母さんラクダはお乳をあげることを拒否する。
お母さんを追っていっても、威嚇されて、
力なく横たわる赤ちゃんが痛々しい。
　
見守る家族は、粘り強く手を尽くすけれど、
やはりお母さんがお乳をあげられるようにしないと・・・と。
遠く離れた町まで
兄弟をらくだに乗せて使いに出す。　
伝説の儀式のために。
　
らくだの母子を囲んで家族と音楽家が、
馬頭琴の音楽を奏でる。　
風のように、音楽は砂漠に流れ。
やがて、母らくだは涙をポロポロとこぼして、
赤ちゃんにお乳をあげる。

こちらまでもらい泣きしそうならくだの涙。
大粒で青空まで映しているような涙。
お母さんも苦しかったのね。
子供を産んだだけじゃ、お母さんになれるわけじゃないもの。
どうしていいか、きっとわからなかったのよね。

家族が見守ってくれてよかったわ。
音楽が心を癒してくれてよかったわ。
母子の絆ではじめて結ばれた親子はやさしく寄り添って。　
　
この映画は、本物の遊牧民を撮影したものだそう。
それにしても4世代のそれぞれが素晴らしい役者さん。
厳しい自然の中で、たゆまず、たくまず、
しっかりと大地を踏みしめて生きてる人たち。　
美しい人たち。

そして、こちらも名優のらくだたち。
モンゴルの昔話では、らくだは十二支に入れない代わりに
十二支の動物の優れた特徴を持つことになったのだとか。
動物園で見る薄汚れた、どこかアンバランスは格好の動物をイメージしていた私は
大自然の中の美しい本物のらくだをはじめて見る事ができた。
　

　

　
強い風の中、少し郊外にでかける。
　
お寺の甍、農家の軒先、大きな家の庭、
　
ぷらぷら眺めながらウォーキング。
　
梅の紅白や蝋梅の透けるような黄色が穏やかに。
　
ある梅の枝にうぐいすが一羽。
　
お隣の梅にもう一羽。　
　
「梅に鶯」ってほんとにあるんだ。。。
　
ちょっと風にふくらんだ淡やかな緑の胸の羽毛は、
　
鶯もちのふわふわの緑そのものだった。
　

　

前回、うつにはトリプトファンがよい。
というのがわかったのでもうちょっと調べてみることに。
　
そうしたら、なかなかにコトはそう単純でないことがわかった。
これはあくまで私のメモなのでマネしちゃだめですよ。
組み合わせとかあって難しいのね＞＜
飲んでるお薬との関係もあるし。。。。
　
著者は薬学博士。「分子整合医学」の立場から。
子供が小さい頃必要に迫られて分子矯正栄養学を学んだけど
久しくご無沙汰だったので食生活の見直しにもなった。
　
うつ病の主な原因
　
このうちのひとつか複数
　
1、セロトニンやノルアドレナリンの枯渇が原因のうつ
　
2、脳内での必須脂肪酸の不足

3、ビタミンとミネラルの不足

4、低血糖症、または砂糖の過剰摂取　
　
　
1の場合　アミノ酸の摂取　⇒　トリプトファン、チロシン、フェニルアラニン

トリプトファンだけよりも効果ありそうね。
ちなみにたけのこの水煮の白い結晶はチロシンなのですが、
チロシン摂取〜♪と結晶とらずに煮物にしたらまずかったです＾＾；

□セロトニンレベルを高めるためにトリプトファンをとるべき症状

　　○不眠・不安・イライラ・神経性の気落ち
　
生体でトリプトファンからセロトニンを作る時に必要な補酵素は
ビタミンB6とC。
トリプトファンからはナイアシンも作られるので生体内にナイアシンが不足すると
セロトニンでなくナイアシンが作られてしまうため、ナイアシンアミドも摂取する。
イノシトールの摂取。　
トリプトファンが血液ー脳関門を通るためには空腹の時に果実ジュースとともにとること。
MAO阻害剤を服用している人、抗ウツ剤を服用している人、肝臓病、妊婦などは摂取してはいけない。
　
□ノルアドレナリンレベルを高めるためにチロシン・フェニルアラニンをとるべき症状
　
　　○無気力・疲労・睡眠の過多・やる気の消失　
　

ビタミンB6とCは必須。
フェニルアラニンがチロシンより優れている点はフェニルエチルアミン(恋愛物質＝神経細胞を刺激してβエンドルフィンを放出させる）に変換すること。
”せきたてられる思い”に駆られるならフェニルアラニンは足りているのでチロシンに代えること。
これもトリプトファン同様、摂取してはいけない人多し。
　
○フェニルアラニンとチロシンを多く含む食品

　　肉類（トリ・羊・牛)、アーモンド、牛乳、たけのこ、卵黄、鰹節、バナナ　など
　
2の場合
　
必須脂肪酸のなかでもオメガ3脂肪酸を摂取する食事に切り替えること。
EPA，DHA、GLA
　
3の場合

ビタミン　とくにB群
　
ミネラル　マグネシウム、カルシウム
　　　　　亜鉛・鉄・マンガン
　
4の場合
　
高GI食品を避け、低GI食品中心の食事に変える。
砂糖・カフェイン・タバコ・アルコールを避ける。
　
　

うわぁ。。。かわいい。。。

文句なしにどっからみてもかわいい。。。　
　
短い文章もツボにはまるし。
　

　
「ここにいていいんだよ」という居場所が欲しい
　　

　
そう。
　
私も否定されない居場所が欲しい。　
　

夕方、てくてくと歩いていて石段を登ったら、
目の前に大きな月が上っていた。

冬枯れの木立の向こう
宵闇のブルーグレイの空に
輝くオレンジ色の満月が。
　
触れたらジュッと音を立てそうなほど。

普段は忘れている自然の力を思い出させてくれる
なんだか猛々しいエネルギーの塊に見えた。
　
ほんの何歩かの間、月は私と一緒に歩き
すいっとビルの陰に見えなくなった。
　　
　

　

　
脳内のセロトニンが不足することによってウツ状態になる、というのを
知っていたので何かの参考になるかと思い手に取ってみた本。
著者は脳神経外科の専門家だけど一般人にもわかりやすく書いてあった。
　
どうやったら脳内の有効なセロトニンを増やせるか？？

え？増やせるの？お薬以外で？

『これが私の知りたかったことよーーー(ToT)』

一般的に精神科なり心療内科ではセロトニンを補充するお薬をいただくだけで
薬はいつまで飲むか、今後どんな生活や治療をしていったらいいのか、
そういうことは聞いてもあまり教えてもらえない。
まあ、医者も聞かれても困るってのもあるだろうけれど・・・
薬を言われるままに飲み続けてるだけって不安で仕方ない。
どんなお薬でも多少なりと副作用はあるわけだし、
何より自分がラクになるためならいろいろ試してみたいし・・・

セロトニンは脳内各所に放出されて『静かな覚醒』を促し、
体をアイドリング状態に保ってくれるのだそうだ。
だから、欠乏すると体が鉛のように重くなってしまう。
頭も体も使い物にならないデクノボウと化してしまう。
セロトニンの欠乏する原因は外界からのストレスだったり体質的なものだったり。
　
ふむ。だから電池が切れかけた懐中電灯みたいに
体も頭も　薄ぼんや〜り〜なのね(-_-;)
　
で、しっかり覚醒してシャッキリしてるのが禅僧なのだそうで。
これが著者の理想形のようですね。

セロトニンを増やすには、
　
1、リズム運動をすること
　
　　　単純なことを繰り返す運動：
　　　たとえば　呼吸法・ウォーキング・ラジオ体操など
　　　どんなことでもいいので最低5分は続けること。
　
2、お日様にあたること
　
　　　スイッチを入れるために。
　　　ただし、強い紫外線はNG。30分程度でよろし。
　
3、食事から摂る
　
　　　セロトニンの原料はアミノ酸の一種のトリプトファン
　　　多く含む食品：小麦胚芽　／　しらす干し　／　大豆　／　タラコ　／　ごま　／　かつお　／　チーズ
　　　但し、摂りすぎもよくないようです。通常の食事程度なら心配なし。　
　
　
反対にセロトニンの働きを阻害するのは
　　　ストレス、疲労による乳糖　
　
著者のオススメは『朝日を浴びてウォーキング』だけど、
朝・・・・起きられません・・・寒いです・・・　
　
ということで昼間ウォーキングと呼吸法♪
でも、やり過ぎないように。
がんばりすぎて翌日電池切れ、ってのがよくあるパターンなので。
　
でもねえ〜、実は落とし穴があったんです・・・・(/_;)
　　　　
　
　

　
しばらくお休みしてましたが、そろそろ日記を再開しようかと思います。
　

私の数十年の一生なんて、長いようでいて、

宇宙の営みから見たら　
　
ほんの一瞬のチカッと光ったか光らないか程度のもの。
　
それだけであって、それ以上でも以下でもない。
　
とびきり長くて、もろく儚い短距離走。
　
駆け抜けても一生。
　
匍匐前進でも一生。

　

『死刑台のエレベータ』を観たあとなので、
これが同じルイ・マル監督の作品と驚く。
最初からわくわくする出だし。
ザジをテイジ〜ンのCMの女の子とダブらせながら観る。　
追いかけっこのシーンなんかも楽しくて遊び心一杯。

でも、途中からは『悪ふざけが過ぎません？』という感じになった。
最後なんて、もーハチャメチャ。
ハチャメチャはいいんだけど、
戦闘的なハチャメチャは好きじゃない。

フィリップ・ノワレはSも好きな俳優さん。
優しげで素敵なおじ様役でした。
あんなおじ様にひょい、っとだっこされたいわ。
　
　

　
なんだかまた消耗しきった気分。
　
私をすり減らすのは日常。
　
そして、私を生かすのも日常。